20。
8月22日で無事20歳になりました。
わたしは546gの超未熟児(今で言う低出生体重児のもっと小さい子)で産まれました。
「心臓が悪い、目が悪い、補聴器をつけなければならないかもしれない。でも今産まなければこの子の命は助からないかもしれない。
産むという決断にかけてみませんか?」
母は、そうやって言われたそうです。
産まれてからすぐに保育器に入って
ずっと入院をしていました。
そして小学校6年間は発達検査の通院もしていました。
目の検査、耳の検査、体の検査、毎年どこも異常はなく育っていきました。
私のコンプレックスは、自分の体が発達が遅れていて全てが小さいことでした。
身長が小さいから黒板は上まで届かないし
洋服は似合わない。
手が小さいからピアノは1オクターブ届かない。
足の幅もサイズも小さいからなかなか自分に合った靴がない。
歳を重ねるにつれ、自分が生まれてきたことがどれだけ奇跡なのかを感じることが増えました。
身体は小さくても出来ることだってあるし、好きなことをどんどんやっていこうと思うようになりました。
私は発達検査の病院に通ってる時に、たくさん音楽に触れ合ってきました。いわゆる音楽療法だと思います。
大学でも音楽についてたくさん学んでいますし、来年は本当に自分がしたいことが学べるチャンスがやってきます。
20歳の目標は、自分が知りたいことをどんどん知って、行動できたらいいなと思います。
自分がやりたいと思ったことをやらせてくれた両親に感謝しています。
20年間ありがとう。
みなさん、これからもよろしくお願いします。
矩子